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本日(14日)初日!「飯田美代子個展」
繊細な筆づかい、淡い、儚げな色彩…。
水彩・油彩画を40点近く展示する、絵画展が本日スタートします。
飯田美代子個展
11/14(火)〜19(日)10:00〜17:00
入場無料
飯田さんが描かれるのは、バラや静物、そして海外の美しい風景など。
そして、その作品たちからにじみ出てくるのは、純粋な「描く喜び」です。
飯田さんは、小さな頃からヒマさえあれば絵を描いているような、そんな絵の大好きな子どもだったそうです。
今でも覚えているのが、5歳の頃、お父様に連れて行ってもらった御影のバラ園。
バラのあまりの美しさに、「これを上手に描きたい!」と思われたそうです。
↑は今回出品されている、バラの作品。今でも5歳の頃と同じ気持ちでバラを描かれているのだとか。
小学生になると、芦屋の有名な画家さんの教室に入り、学生時代は絵画部…と画筆三昧の日々を送られていましたが、大学卒業後すぐに結婚。そのまま子育てに入られ、絵画の世界から遠ざかっていたそうです。
しかし、子育てが一段落した45歳の頃、「また描きたい」と一念発起、近所の絵画教室に入られました。
その後、ご縁があって芦屋のアトリエプラドを主宰されている天野隆生先生に師事。
以来16年、今回、3度目の個展を開かれるほど、絵の世界を楽しまれています。
左が天野先生、右が飯田さん。
そのお話しを聞かせていただいて、colléという名前をこの貸しギャラリーにつけた時のことを思い出しました。
colléはフランス語で「釘づけられる」といったぐらいの意味です。
人生において、ときどき人は、何かに釘づけになるほど惹かれることがあります。
それは、絵画だったり、音楽だったり、写真だったり、あるいは社会活動だったり、まさに人それぞれ。
でも何かのことを大好きになり、「もっとこの世界を深く知りたい」と思ったとき、人は自分でも思いもよらないような変化を体験します。
知るよしもなかった知識を得、出会うはずのなかった人と出会う。
まさに人生が豊かになる、という言葉を実感する旅に出発するのです。
飯田さんは、きっと生まれた時から、絵画に釘付けにされた人だったのでしょう。
そして、子育てという大きな仕事を成し遂げ、またその世界に帰って来られた。
だからこそ、その作品には「描く喜び」が満ちあふれています。
回廊のようなレイアウトが、またワクワク感を高めます。
colléにまたひとつ、幸福感いっぱいの展覧会が刻まれます。
19日(日)までの開催です。ぜひお見逃しなく。