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2020-10-14

川﨑亮さん、インタビュー

ただいま、絶賛開催中の「川﨑亮 漆展」。

川﨑亮 漆展 
10/9(金)〜18(日)12:00〜20:00
※最終日のみ18時まで
※入場無料漆の魅力

実はcolléのフリーペーパーである「collé do?」では、
漆作家の川﨑さんへのインタビューを敢行しておりました。

このブログにも転載いたしますので、ぜひお読みください。

漆との出会い
CD:この道に進まれたきっかけを教えてください。
川﨑:大学の卒業制作展で、先輩方の作品の自由さに衝撃を受けたのがきっかけです。
私が行った京都芸大は、受験の時点で、美術、デザイン、工芸という三つの大きなくくりに分かれます。そして二年目から、さらに各専攻を選ぶというスタイルです。
自分は画塾の先生から工芸科を勧められて、なんとなくその道に進んでいたんですが、一回生の二月に見たその制作展で、漆行きをはっきりと決断しました。

漆の魅力
CD:川﨑さんの考える、漆の一番の魅力は何でしょう?
川﨑:まず一つは塗膜の美しさでしょう。個人的には薄暗い、もしくは暗めの空間にあると写り込みの奥深さが増し、魅力も深まると感じます。
明るい所でも綺麗ですが、紫外線に弱いので、本人(漆)も暗めの方が好きだと思います。
漆の厳かさも魅力ですが、それは日本人だから感じる、という部分もあると思います。海外の方の中には、プラスチックと見分けがつかない、と言う人もいるそうです。実際、熟練の職人さんの作品はあまりにも隙がなさすぎて、私でも本当に手作業なのかと疑ってしまうほどです。

想像を超えた仕上がり
CD:川﨑さんご自身が、漆に魅了されているように見受けられます。
川﨑:その通りです。実は作品の構想から下地までの間、「この作品大丈夫かな?」と心配しながら作業しています。それが漆を塗り重ねていくと「うん、大丈夫」と思えるのです。漆を扱うようになって19年になりますが、いまだに想像を超えた物になります。この魔法のような現象も漆に魅かれる理由の一つです。

映り込む、顔?
CD:漆のような伝統工芸は修行が大変なイメージがあります。
川﨑:最初は夢中だったので、苦労とは少し違う感じでした。辛さも含めて楽しめていたと思います。
新鮮だったのが、艶上げの作業中にふと自分の顔が塗膜に写り込んでいることに気付いて「自分ってこんな顔して作業してるのかぁ」と思ったことですね。これは他の素材ではあまりないことではないでしょうか?

憧れられる街へ
CD:芦屋では初の個展ですね。どんな印象をお持ちですか?
川﨑:自分のことだけでなく、周りも広く見ることができる方、余裕のある方が多い印象です。そういった意識がマナーの良さ、良いお店の多さといった“憧れられる街”につながっているのではないでしょうか。これからもその良さが続いて欲しいです。
展覧会がそういった皆様の琴線に触れられると良いですね。



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