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稲場信也、その魅力と影響。
colléでただいま絶賛開催中の稲場信也展。
このブログでも連日その関連情報をお伝えしていますが、
本日は、アーティスト稲場信也が、誰にどのように認められているか、という
いわば周辺からの評価をお知らせしたいと思います。
まずは地元金沢にて。
東の次郎、西の弥助と称される、日本でも最高峰の寿司店「小松弥助」さん。
御年88歳にして、現役の寿司職人でもある森田一夫さんも、
稲場さんのファンということで、店内にその作品を飾られています。
次に東京。
稲場さんは、過去何度か東京で個展を開かれていますが、
2012年には、熊谷守一美術館で大規模な個展を開催。
この時は、山本治美さんという猫の焼き物で有名な
アーティストの方が稲場作品に惚れ込み、
開催の一切を取り仕切られたそうです。
また同じ年に、青山のサロン・ド・フルールでも個展。
そして2017年には銀座の兜屋画廊さんで個展を開かれています。
そして世界。
稲場さんは、これまでにパリとオーストラリアのメルボルンでも個展を開かれています。
メルボルンの時は、日本人でアボリジニ(オーストラリアの先住民族)アートの研究家の方が、
稲場作品とアボリジニアートに通じるものがあると絶賛され、
オーストラリアでの個展開催に尽力されたそうです。
それから、これは現物が手に入らなかったのですが(と言うか見た事もない)、某クレジットカード会社の上級カード会員限定の会報誌「デパーチャー」で、特集されたこともあったそうです。
ちなみに、その時に稲場さんの作品のキュレーションは、
伝説のキュレーター原田マハさん。
その時以来、有名企業のオーナー社長たちが、
ふらっと金沢に現れ、作品を大人買いされていかれるんだとか。
私たち庶民にはちょっと良くわからない世界ですが、
アートにパトロンがつきものなのは、
古代から変わらない、文化なのかもしれません。
さて、初日に金沢から来芦され、昨日まで在廊してくださった稲場さん。
ビジュアル通りおおらかな性格で、「自分が自分が」と前に出るタイプのアーティストでは全然ないので、
この記事にまとめたように、本当にいろんな人に見出され、支えられて、これまでの成功を収めて来られたのだと思います。
ちなみに、colléでの個展の次の予定は、7月6日からの横浜の爾麗美術での個展ということで、まさに今多忙を極める作家さんなのです。
そんなノリに乗った稲場さんの作品、約70点が見られるcollé6周年記念「稲場信也展」。
26日まで、毎日11時から18時までの開催です。
ぜひお見逃し無く!