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本日最終日!RIPOSO.藤井祐人さんインタビュー
いよいよ本日(10/31)が最終日となりました。
RIPOSO.藤井祐人の洋服展
10/27(火)〜31(土)10:00〜18:00
※最終日は17時まで
※入場無料
デザイナーで縫製家の藤井祐人さんが、
デザインからパターン・縫製まで
全て一人でつくりあげるそのお洋服は、まるで工芸品。
まさに一生物の、一着に出会えます。
本日17時まで、ぜひお見逃しなく!
colléでは、そんな藤井さんにリモートで
インタビューさせていただき、その様子を
フリーペーパー「collé Do?」に掲載しています。
こちらにも転載いたしますので、ぜひお読みください。
大量消費から、一つのものを永く大切に使う時代に。
10月27日より31日まで、colléで展示会を開かれる、デザイナーで縫製家の藤井祐人さん。
昨年5月、初めての神戸・芦屋地域での展示会にcolléを選んでくださり、「この秋も是非!」と帰って来てくださいました。
藤井さんの服づくりは、まさに唯一無二。デザインから型紙制作・裁断・縫製・仕上げまですべて一人で行い、しかも販売も全国のギャラリーで展示会を開き、自分で販売する。という大変ユニークな方法を取られています。昨年のインタビューでは、その理由をこんな風に語っておられました。
一人でつくる理由
藤井:実は初めは自分で縫う気はなくて、縫製は外注に出そうと思っていました。しかし外注に出す準備が大変で、最初の個展の時、間に合わなくて自分で縫うことになりました。修行時代に紳士服の工場に出向して、縫製を集中的に学んでいたので、自信もあったんですね。
実際にやってみると、本当に大変でしたが充実感もすごくて、楽しくなってしまった。それでそのまま現在に至る感じです。それと、制作の過程で布を触ることによって湧いてくるアイデアがある、これも重要なポイントです。
きっかけが「間に合わなかったから」という回答が意外で、驚いたことを覚えています。
職人気質の気難しそうな方を想像していたら、案外のんびりした部分が窺えて、親近感が湧きました。一方で、ものづくりに妥協を許さない面も強く、「ステッチのミリ単位のズレが、全体の空気に影響を与える」という発言もあり、職人としてのこだわりが見えました。
そんな藤井さんに、昨年の展示会の印象をメールでお聞きしました。
芦屋の印象
藤井:お客様の目が肥えていらして、洋服のデザインだけでなく生地の特性などをご説明すると、すでにご存知だったり、興味を持って聞いてくださる方が多かったです。
とても上品なご婦人が、最初にご購入いただいた商品をとても気に入ってくださり、会期中に再訪していただいたことは大変印象に残っています。
昨年の展示会で「金沢や熊本のような、手工芸品を大切にする都市では、僕の作品は受け容れてもらいやすい」とおっしゃっていたのを聞いて、さて神戸・芦屋ではどうだろう?と心配半分に思っていたところです。
こんな風に、各都市の思い出や印象を語れるのは、全国を回って実際にいろんなまちで、お客様と会われている藤井さんならでは。
でも、そんな藤井さんのスタイル、今春はやはり新型コロナの影響を受けたようです。最後に近況と、今思っていることを語っていただきました。
いま、思っていること
藤井:コロナの影響で今年前半に全国各地で予定していた展示会は中止、延期となりました。その分、洋服一着一着にじっくりと向き合う時間が取れて、個人的には有意義な期間だったように思います。
コロナや温暖化の問題の中で、これまでの大量生産大量消費から一つのものを永く大切に使っていくような生活に変えていく必要が鮮明になってきており、それはRIPOSO.のコンセプトともつながっているので、これからも大切にしていきたいと思っています。
RIPOSO.藤井祐人の洋服展、始まっています。
お知らせが遅くなってしまいました!
昨日(10月27日)から、素敵な洋服展が始まっています!
RIPOSO.藤井祐人の洋服展
10/27(火)〜31(土)10:00〜18:00
※初日は12時から、最終日は17時まで
※入場無料
RIPOSO.というブランドを立ち上げられたのは、
デザイナーで縫製家の藤井祐人さん。
昨年5月に、神戸・芦屋地区では初めての展示販売会の場所に
colléを選んでくださった藤井さんが、
この秋も、「ぜひcolléで!」と帰ってきてくださいました。
コットン、リネン、ウールなどの自然素材を使い、
休日のリラックス感をイメージした、
シンプルで長く着られる服…。
RIPOSO.の服は、デザインはもちろん、パターンから縫製まで、
全部藤井さんがお一人でされています。
それだけでも驚きなのに、販売方法もユニークで、
日本各地のギャラリーやショップで展示販売するだけ、
というこだわりっぷり。
それだけに展示もおしゃれです。
家具・インテリアデザイナーの奥様がつくられた、
オリジナルの什器がまた素敵なのです。
店頭の一角には、画家のお父様のコラージュ作品や、
作家のお母様の手づくりサシェなどもさりげなくディスプレイ。
家族の絆が伝わってきますね〜。
流行を選ばないデザインは本当に素敵で、しかも着心地も抜群。
まさに一生物のお洋服と出会える、洋服展です。
今回は、ちょっと短い5日間限りの会期、31日土曜日までです。
ぜひ、お見逃しなく!
川﨑亮さん、インタビュー
ただいま、絶賛開催中の「川﨑亮 漆展」。
川﨑亮 漆展
10/9(金)〜18(日)12:00〜20:00
※最終日のみ18時まで
※入場無料漆の魅力
実はcolléのフリーペーパーである「collé do?」では、
漆作家の川﨑さんへのインタビューを敢行しておりました。
このブログにも転載いたしますので、ぜひお読みください。
漆との出会い
CD:この道に進まれたきっかけを教えてください。
川﨑:大学の卒業制作展で、先輩方の作品の自由さに衝撃を受けたのがきっかけです。
私が行った京都芸大は、受験の時点で、美術、デザイン、工芸という三つの大きなくくりに分かれます。そして二年目から、さらに各専攻を選ぶというスタイルです。
自分は画塾の先生から工芸科を勧められて、なんとなくその道に進んでいたんですが、一回生の二月に見たその制作展で、漆行きをはっきりと決断しました。
漆の魅力
CD:川﨑さんの考える、漆の一番の魅力は何でしょう?
川﨑:まず一つは塗膜の美しさでしょう。個人的には薄暗い、もしくは暗めの空間にあると写り込みの奥深さが増し、魅力も深まると感じます。
明るい所でも綺麗ですが、紫外線に弱いので、本人(漆)も暗めの方が好きだと思います。
漆の厳かさも魅力ですが、それは日本人だから感じる、という部分もあると思います。海外の方の中には、プラスチックと見分けがつかない、と言う人もいるそうです。実際、熟練の職人さんの作品はあまりにも隙がなさすぎて、私でも本当に手作業なのかと疑ってしまうほどです。
想像を超えた仕上がり
CD:川﨑さんご自身が、漆に魅了されているように見受けられます。
川﨑:その通りです。実は作品の構想から下地までの間、「この作品大丈夫かな?」と心配しながら作業しています。それが漆を塗り重ねていくと「うん、大丈夫」と思えるのです。漆を扱うようになって19年になりますが、いまだに想像を超えた物になります。この魔法のような現象も漆に魅かれる理由の一つです。
映り込む、顔?
CD:漆のような伝統工芸は修行が大変なイメージがあります。
川﨑:最初は夢中だったので、苦労とは少し違う感じでした。辛さも含めて楽しめていたと思います。
新鮮だったのが、艶上げの作業中にふと自分の顔が塗膜に写り込んでいることに気付いて「自分ってこんな顔して作業してるのかぁ」と思ったことですね。これは他の素材ではあまりないことではないでしょうか?
憧れられる街へ
CD:芦屋では初の個展ですね。どんな印象をお持ちですか?
川﨑:自分のことだけでなく、周りも広く見ることができる方、余裕のある方が多い印象です。そういった意識がマナーの良さ、良いお店の多さといった“憧れられる街”につながっているのではないでしょうか。これからもその良さが続いて欲しいです。
展覧会がそういった皆様の琴線に触れられると良いですね。
つながってます
台風一過の日本晴れとなった芦屋。
昨日(10/9)より始まった「川﨑亮漆展」も、
最初の週末が最高のお天気に恵まれました。
さて、今日10月10日は、とあるお店の11回目の誕生日であります。
それは、大阪心斎橋はアメリカ村の古いビルの屋上にある、
「afu」というレンタルスペースであります。
電動ルーフ付のデッキがあり、
桜の咲くガーデンがあり、
絵画展もできるサロンがあり、
キッチンも付いている、レンタルスペース。
実は、colléを作った私たちが最初にこしらえたお店なのです。
立ち上げて3年ぐらいは、私たちが運営もしていたのですが、
現在は、このafuに惚れ込んで「ぜひ運営させてほしい」と
飛び込んできた若者が、跡を継いでくれています。
(現在のafuのホームページはコチラ
ご興味がわいたらぜひ!)
afuのガーデンからは、自由の女神が見えるんです(笑)。
私たちが関わったのは3年でしたが、その間にたくさんのご縁ができました。
実は今、colléで個展を開かれている川﨑亮さんも、
このafuでご縁のできた、彫金作家の竹崎伸一さんにご紹介いただいたのです。
川﨑亮 漆展
10/9(金)〜18(日)12:00〜20:00
※最終日のみ18時まで
※入場無料
11歳の誕生日を迎えたafu。
そのつながりから生まれた展示会が今まさに開かれている。
不思議なご縁を感じる「川﨑亮 漆展」。
ぜひ、お見逃しなく。
本日(10/9)スタート!「川﨑亮漆展」
いよいよ本日(10/9)より、楽しみな展示会がスタートします!
川﨑亮 漆展
Akira KAWASAKI
Japanese Lacquer ‘Urushi’ Exhibition
10/9(金)〜18(日)12:00〜20:00
※最終日のみ18時まで
※入場無料
昨日搬入をされていましたが、何やらその様子からも
ただ、漆塗りの食器が並ぶ展示会ではない、
ただならぬ様子が伺えます。
18日まで、10日間の会期です。
ぜひお見逃しなく!
芸術の秋がやってくる!
今年は、本当に色いろあって、なんだか実感が湧きませんが、
今日から10月、芸術の秋もいよいよ本番です。
今年も例年通り…というわけにはいきませんが、
それでも秋は、楽しみな個展がたくさんラインアップされています。
トップバッターは、来週9日(金)から始まる、こちら!
川﨑亮 漆展
Akira KAWASAKI
Japanese Lacquer ‘Urushi’ Exhibition
10/9(金)〜18(日)12:00〜20:00
※最終日のみ18時まで
※入場無料
漆作家の川﨑亮さんによる、colleでは初となる漆の作品展です。
漆と聞くと、当然お椀とかを想像するんですが、
今回、作家さんから送られてきた作品写真がこれ!
この自由さには、期待が高まりますよね!
こういったオブジェ作品に加え、
透明アクリルと漆を組み合わせた加飾の器など、
新しい漆が表現された、さまざまな作品が登場するとのことです。
今回作家さんには、リモートでインタビューを
させてもらっていますので、
会期までに順次、いろんな情報をアップいたします。
お楽しみに!